10年闘病の末の死。大切なペットの死を家族で迎えた時のこと。

10年闘病の末の死。大切なペットの死を家族で迎えた時のこと。

我が家は子供が生まれる少し前から、二匹犬を飼っていました。

可愛い可愛いペットであり家族です。

しかし、一匹が先天的な遺伝かと思いますが幼い頃より病気の総合デパートという感じのひどく辛い闘病生活を長年送っていました。
持病だけでも、

  • アレルギー
  • 重い皮膚病(犬のアトピー)
  • ドライアイによる角膜の病気(失明)
  • 心臓病(詳細の難しい病名ついてましたが失念💦)
  • 膀胱結石
  • 気管虚脱

などなど。

毎日の飲み薬や目薬の投薬が必要で。
毎月の通院が必要で。(救急に駆け込むことも多々)
その他にも病状が悪化したり、それで苦しまないように、日々様々な気苦労と気遣いが必要でした。

っていうのが、幼かった上の子供達2名の子育て期とモロかぶりで、私のただでさえ少ない精神的余裕(笑)を奪うレベルで、今思い出してもとてつもないお金と労力がかかりましたが…大切な家族でした。

その子が今年の夏とうとう亡くなったのです。

最初は犬のアトピー・皮膚病に悩んで試行錯誤

上の子供がまだよちよちの小さい頃。
(犬と上の子は同年うまれ)

「皮膚病」からまず発病します。
狂ったように体を痒がるようになり、毛もスカスカ抜け落ち、全身赤く腫れ上がり、血が出たりするほどかいてしまいました。いわゆるアトピーですね。

人間のアトピーも大変だって聞くし壮絶だなって思うけど。
お犬様もだーーー!💦
しかも、毛があるし人間より皮膚薄いから、外からの塗り薬や保湿はほとんど効果なし!

悲鳴を上げながら身体をかいて血だらけ…痒がったり痛がったり、酷い皮膚を見るのも飼い主としても苦痛です。傷から細菌感染し、化膿して膿だらけニキビだらけになったり、も〜どうすればいいの!

皮膚病の権威(?)的な動物病院にも通院しましたが、餌療法、免疫療法、シャンプー療法、アレルギー検査、サプリメント…どれも効果がでません。
月に何万円もかかり、1つ1つ試していくため時間もかかり、お金と労力だけが失われていきます。
手作りの犬の服を作って着せて傷を防いだり、エリザベスカラーをつけてみたり、頻繁に毛カットをしてあげてシャンプーの薬剤を浸透させるよう毎日お風呂入れたり。毎日が試行錯誤でした。

そうこうして出会った近所の動物病院(のちに看取っていただけるまでのかかりつけ医となる)では、そういった手間と金銭面に寄り添ってもらえ、処方いただいたステロイドが一番安くて効果があって毎日飲ませていると痒がりがピタッとおさまりました。

ステロイド…悪魔の薬かもしれないけど、やっぱスゴイ…

ステロイドは副作用も大きいものですが、痒みやそれに伴う自傷の苦しみやストレスを取る方向で、結果亡くなるまで断薬したり再開したり、副作用で他の病気に影響がないよう調整しながら皮膚の状態を健康保つことができました。

◆ステロイド代:月1500円ぐらい
◆シャンプー:ノルバサンシャンプー2千円弱ぐらい
◆トリミングは動物病院にて(シャンプーなどの皮膚の融通がきくため)

次に、ひどい角膜炎と失明

息子1号が生まれた頃です。

里帰り出産中、犬の目がなんだかボコボコしているなあと気づいたのですが、自宅を離れていたためかかりつけ医につれていけず。
戻ってきてからかかりつけ医につれていくと、ドライアイが原因で角膜炎を起こし、それが酷くなって色素沈着を起こし、片目はほとんど見えていないでしょう。と言われてしまい愕然としました。。。

ただ犬なので、目が悪くても、ヒゲや嗅覚でわりと自由に動けたので、人間の「目の見えなさ」よりも不便さは少なかったようです。それでもガツンガツンあちこちぶつかって歩いたりしていて見ていて可哀想でした。

ドライアイでカッピカピなので、亡くなるまで長年目薬の投薬はずっと続きます。

◆涙腺刺激する目薬(シクロスポリン):1本1500円
◆ドライアイ用目薬(ムコロイド):1本1500円

開腹手術、自宅で膀胱洗浄。人間も犬も大変だった「膀胱結石」

亡くなる数年前である8歳ぐらいから突然「膀胱結石」を発症です。
ある日突然、頻繁にオシッコの体勢を取るも何も出てないことに気づきました。なんかおかしくない?!オシッコ出てなくない?!ってことで気づいて大慌て!
尿が出せないと身体に毒がたまり、その対処が遅れたら命も落としてしまうというのは人間でもあることなのを思い出し、これは大変な状態だ!と気づき、旦那に夜間動物救急に連れて行って貰い、診てもらったところ、膀胱結石で膀胱に石がドッサリ!その石が尿道に流れてきて詰まってしまったとのこと。間一髪、尿道に詰まってる石を圧で膀胱へ押し返してもらう緊急処置。予想通り、体に毒素たまりはじめていて危ないところでした…。

そこから、手術、薬、サプリ、漢方薬、餌療法など3年ぐらいかかりつけ医にて毎月尿検査やレントゲンで通院治療するも、アレルギーもあるので困難を極め、手術で石を取った後たった10日でまたすぐ新たな石が溜まってしまい愕然とすることも。

結果、3回も開腹手術で石とってます。
(入院中麻酔でぼーっとする写真)
体質的に膀胱結石ができやすくなっていたようで、取っても取ってもきりがない!そのたびにおしっこが出来なくなったり詰まってしまったり、何回も傷跡ができてかわいそうでならず…。

そして、導尿しやすいよう犬(メスでした)のお股の形成手術もしてもらいました。
そうすると、自宅で素人である私でも、毎日犬に尿道からカテーテルを入れ、膀胱へ生理食塩水を注入し、尿に混じった結石のもとになる細かい砂や菌だらけの尿を注射器でチューチュー吸って綺麗に洗浄する作業が出来るようになったのです。旦那に暴れて嫌がる犬をとっ捕まえてもらい、私がお股からカテーテルを入れ膀胱洗浄するという二人三脚で膀胱洗浄を毎日やった時期もありました。犬も人間も苦痛を伴うケアです。

最後は体に合う餌が見つかり、それを食べだした途端石ができにくくなりました!!何とか症状をギリギリに保つことに成功しますが、おしっこの経過観察は亡くなるまで続きます。

↑体質にあったのはこれ!有名なロイヤルカナンのphコントロール系も色々試したけど効果なしでだめだった…ホントにこれよかったです!!

◆毎月の尿関連の通院費:8千円〜1万円ぐらい(膀胱洗浄、尿検査、レントゲン、エコーなど)
◆開腹手術代:5〜6万/回 ※日帰りできるけど抜糸通院などこまめな経過観察あり
◆特別なエサ代:月5000円ぐらい
◆慢性膀胱炎用の抗菌剤:月2〜3000円ぐらい

死因にもなった「心臓病」

3〜4歳の若い頃から心臓病を発病しました。
ある時突然、

キャーーーーン!!!

と大きな声をあげてバタンと倒れ、舌を垂らし、白目になり、手足ジタバタ、筋肉硬直。。。
痙攣の結果、脱糞や失禁も。
発作のようなものを頻繁に起こすようになりました。
すかさず口の中を開いてみてみると、ピンクの歯茎が真っ白になっています。血の気がない!
これはチアノーゼっぽいので、心臓発作かもしれない…と病院に駆け込みました。
心電図などを取ってもらうと、脈が突然途切れる病気であることがわかり、心臓肥大も起こしていました。

動物病院の先生のアイディアにより、人間の脳梗塞用の薬が犬の心臓病にも効くとのことで、状態の悪化を防ぐのみ(発作を起こりにくくする)の投薬が死ぬまで続きます。

しかし、発作を防ぐことは困難を極め、夏場の暑さ、冬の寒さなど、心臓に負担がかかると「キャーーーーン!!!」と叫び、頻繁に倒れガクガク。心臓発作です。

倒れるたびに、私も何度も心肺蘇生してきました。
鼻と口ごと空気を入れ、心臓をガスッ!ガスッ!と…
もうだめかもしれない、もうだめかもしれない、って毎回思いながら。

悲鳴をあげ、苦しんでる姿は本当に可哀そうでたまらず。。。
たぶんものすごい心臓痛いんだと思います。
これが亡くなるまでの長年、少なくて月1〜2回、多い時は週3~4回と結構しょっちゅう起きてましたんで、そのキャーーーン!!という悲痛な叫び声は未だに耳の奥にこびりついています。

犬が発作起こしにくくなるよう、夏はクーラーをつけっぱ・冬は暖房つけっぱにしたり、環境の整備と体調の管理にもお金と気を遣いました。これが犬にとって、一番長い苦しみの闘病となった病です。

◆心電図検査:費用失念
◆レントゲン検査:1500〜2000円?/回ぐらい
◆心臓用薬:月2000円ぐらい(人間の脳梗塞用の薬を使っていました)

その他、アレルギーや気管虚脱も

食品アレルギー持ちでもあり、食べ物にもかなりの期間気を配っていました。餌も加水分解タンパク質がどーの…というアレルギーの起こりにくいものを代わる代わる試行錯誤。手作りがいいのか?と思い、書籍を買って勉強してみたり、実際与えてみたり試行錯誤の期間も。
でも合わない餌や食品などにあたると、「ムーンフェイス」というアナフィラキシー症状の1つとして、その名の通り顔が「月」のように腫れ上がってしまうのです。真っ赤に腫れ上がるその顔を見て、ヒィ〜〜!っとなることが多々ありました。子供が小さいうちは、人間の食べ落としたものの拾い食いをしないようにも、かなり気を使って過ごしてきてます。

また、犬種的な問題で「気管虚脱」もあり、いわゆる老年になるに従って気管のチューブのような部分が潰れてきて呼吸がしにくくなる病気です。気管虚脱により咳が結構出ており、咳が出るとどうしても心臓発作に繋がったりもしていたため、咳を出ないようにする麻酔に近いようなボーッとする強い薬も飲ませたりしました。(これまたウトウト寝てばかりで可哀相…)

病気病気病気づくしで、対策やら治療やらをあれもこれもと飼い主にいろいろやられて、薬もいっぱい飲まされ、ある意味可哀相だったと思います。けど、自然にまかせていたら、犬にとっての生活の質が悪くなってしまうため(苦しむ・ストレスが多くなる)、看病についても物を言えぬ動物に対してどこまで何をやってあげられたらいいか、長年悩んできました。

そして、迎えた死

死因は肺水腫

一番体の中枢である「心臓」が持病で悪いことは、やはり徐々に体を蝕んでいたようです。

今年の夏、暑くなりはじめた途端に心臓にググッと負担がかかったのでしょう。
心臓が悪いことで肺に水がたまる、いわゆる「肺水腫」になってしまいました。

24時間以上おすわりができずずっと身体を起こしたままウトウトしたり動かないでハアハアしていることに気づき、私自身自分のネットかどこかで読んだことのある知識と勘でピーンときて、胸に水が溜まって苦しいため、横になったりフセすることができないのでは?と、速攻で肺水腫を疑いました。

案の定、病院へ連れて行こうと思って抱き上げたりで胸を圧迫するとキャーン!と心臓発作を起こし、チアノーゼも起こしてしまい、大変な状態。なんとかこんとか運べる状態にして朝イチで病院へ駆け込むと、予想的中の肺水腫とのことで、呼吸ができず状態が悪いため、治療室で肺の水を抜く利尿剤を入れて酸素吸入です。

呼吸するスペースが肺にできれば容態が戻るとのことで、容態が安定するまで私もずっと酸素ホースを持つ係をして付き添ってましたが、心臓発作も合間に何回も起こして、ゼーゼー苦しんで苦しんで壮絶でした。犬の看取りで「肺水腫の子はひどく苦しむ」とネットでも沢山壮絶な体験談がのっていますが、実際にうちの犬も猛烈に苦しんでて本当に可哀相でした。肺に水が溜まる=溺れているような状態ですからね。。。こんなに苦しむのならばと安楽死みたいな方法はないのかとも、頭をよぎりまくりました。

そうこうしているうちに、一旦病院で容態が安定しかけた頃に、治療室から酸素室へ移動させて様子見へ。付き添っていた私も子供の都合もあって家に戻らねばいけず戻ってる間、再度容態が悪化したようで、あれよあれよという間に病院で亡くなってしまいました。

病院から亡くなったとの電話が来たことをその場で子供たちに伝えると…

息子一号がギャーー!!と声をあげて「ヤダーー!」と大泣き。。
そして、娘もワンワン泣き出し、、、
家の中は子供達の大絶叫です。。。

子供達にとったら、生まれたときからペットが当たり前にいた存在で、家族であり大好きだったのはわかってましたが、犬と子供って意外とお互い空気すぎる存在(いるの当たり前すぎて意識しあわない存在)でもあったので(笑)、まさかこんなに大泣きするとは…というぐらい、ストレートな感情が出てきてびっくりしました。しかも、ちょっとしたことでギャンギャン騒ぎがちな感情的な娘のほうではなく、普段マイペースで淡々としてる息子のほうが大泣きしてきた事を見た時には、親には見せていない(見えにくい)子供なりの想いや愛情ってあったんだなって実感した次第です…。

私は第一報聞いた時に、犬をこれから引き取りに行ったり、夏場なので腐る前にペット葬儀屋手配したり、もしも用に用意しといた棺代わりの発泡スチロールに入れる氷とか手配しないとな…などと、現実的なことを色々しないといけないので、あれもこれもやらんとと悲しんでる間もなく頭がぐるぐるしてましたが、この子供達の様子を見て、「そうか。居なくなっちゃったんだ。」と実感して、ホロリときたものです。(T_T)

病院へ引取りへ。そして家族で見送る火葬へ。

子供達も連れて動物病院に行きました。
夜だったので、真っ暗な病院。

だけれども、診察室だけ明かりがぽっとついており、診察台にきれいな真っ白なタオルでくるまれた犬が横たわっていて、先生が亡骸をなでながらついていてくれ、その空間だけスポットライトがあたってパトラッシュが天使に呼ばれて昇天してくみたいな、悲しい光景でした。

「長年ありがとうございました(涙)」と深々と頭を下げ、先生も「なんとか家に帰してあげたかったんだけど、ごめんな。。。」と。

子供達は私の後ろしがみついて、めそめそしくしく…
動物病院の先生も、全然事務的ではなく結構心から気落ちしてくれて残念がっていて、それまた身に染みて優しい…悲しい…

しかしよくよく犬を見てみたら、苦悶の表情とかじゃなくて、凄く安らかな顔でホッ…
しかも、いつもと変わりない愛犬の様子に「死んでも可愛いままだ!!」と思い、愛らしさでたまらなくなりました。長い間あらゆる病気に苦しんで大変だったけど、ようやっとその苦しみから解放され、お疲れさんという気持ちでいっぱいです。

その後、旦那の仕事の都合をつけてもらって家族で火葬場へいけるまでは、自宅で氷を変えながら&クーラーがん炊きで安置。その間も、蓋をあけては愛おしさいっぱいで撫でたりしたりしてました。(どんどん死後硬直していって「そこに魂は入ってない、入れ物感」は出てくるのだけれど)

子供らは棺がわりの発泡スチロールに、愛犬へのメッセージをマジックペンでいっぱい自主的に書いていました。
これが、感心するのは子どもたちの想いは非常に素直でストレートなもので、

だいすきだよ!
いままでありがとう!
てんごくでいっぱいすきなもの食べていっぱいあそんでね!
(子供作のわんちゃんの似顔絵つき)

という、シンプルな愛や感謝の気持ちがほとんどなんです。

でもそれが本来人間がペットに対して思う想いでもあり、ド直球でそれを子供って伝えられる&表現できて素敵だなとすら思いました。私がもし愛犬の立場なら大好きとかありがとうって言われて天国へ見送られるなんて、咽び泣くよ…(苦笑)。

火葬場でも家族でみんなで泣きながら見送りました。焼く前にみんなでお花をちらして飾ったらすっごく可愛いし、骨になっても、「この骨、○ちゃんらしい骨だよー!可愛いねー!」って…愛らしくて。歯並びがガチャ歯の犬だったんですが、焼けたあともしっかりガチャ歯で(笑)、可愛くて可愛くてたまらなかったんです。

骨拾い後の無事埋葬も済み、翌日には突然のピンポンで長年尽くしてくれた動物病院からお花もわざわざいただき、さらに感激して涙。

犬も飼い主も、あまりにも大変すぎたけど、たくさんの感動をくれて、ありがとう!!という気持ちになった、大切な家族の共有体験でした。(あらゆる病魔に苦しんだ姿を見るのは、本当に辛かったですが。)

亡くなったとき悲しんだ子供らも、時々学校などで思い出しては、涙がポッチリ浮かんでくる…とのことでしたが、犬が亡くなってもその似顔絵を描いて「○ちゃん、いつもありがとう!」などといつまでも犬に手紙を出しています。

おやつを写真の前に供えたり、子どもたちは愛犬をキャラクターにした自作の絵本やお絵かきをよくしていたり、まだまだ話題に出して愛犬のことを想っています。

現実問題、労力とお金はかかった

現実問題でいうと、以上に書いた沢山の持病の治療が亡くなるまでほぼ同時進行で進んでいき、毎月少なくても固定で2万円はぶっ飛んでく次第で、それらプラス、手術や突然の体調不良・救急等では突発的に2・3万~10万以上/回かかります。その頻度も、病弱な犬だったため半端なかったです。私自身小さい頃から動物が好きであれこれ飼ってお世話をしてきているし死の悲しみも知っていましたが、ここまで凄い病気持ちだった個体は勿論初めて。ここまで手や目や心を傾けた動物も初めて。

途中での責任放棄はする気は一切なかったため、治療費は現実的に稼がないといけず、他にも生活や子供やらに沢山お金も通院・ケア等の労力もかかる中で、余計に仕事やら家事やら育児やらと大変でも立ち止まることはできない状況でやってきていた10年、時にはキャパ振り切って参ってしまって本当にしんどかったけども、頑張れば頑張る程(?)投薬と看病で犬にとってのQOLが良い状態をギリギリ保てている実感はあったので、とにかく死に物狂いでケアをしてきました。実際それに応えてくれ、これだけの病気持ちにしてはシニア期(10歳)までよく長生きしてくれ、家族へ愛を振りまいてくれたなあと思います。動物って、しっかりこちらの想いに応えてくれる、健気な存在すぎます。

頻繁な通院で沢山の病気のペット達を病院で見てきたり、待合室で他の飼い主さんともお話をしてきたりしましたが、健康な犬猫でも老年になるとだいたい何かしら病気しだすようになるものです。簡単な気持ちで無責任にペットを飼うなと言うところはこういう所だと思います。
お金も信じられないぐらいかかりますし、病気で苦しむ姿は壮絶なものであったりもするので、その辛い状態を受け入れることも含めて最後まで責任持てる覚悟があるご家族のみ、面倒をみてあげてください。決して可愛さだけで安易に動物は飼わないで欲しいと心より願っています。

それと同時に、ペットは大人にも子供にも沢山の無償の愛を残してくれる存在ですから、きちんと家族で最後まで看取るということは、それだけの沢山の感動を与えてくれた貴重な経験ともなりました。

本当に最後に思う言葉は、「ありがとう」でしかないのです。

※ぽえ〜っとした猫だか犬だかよくわからない余念のない顔ですが(GoogleのAIでは「猫」にふりわけられている・笑)、家の中での不穏な事態に駆けつけてくるなど、子供達のこともいっぱい守ってくれたすごく素敵で優しい犬でした。
 

あとがき

亡くなってからはしばらく喪失感でぼーっとしてました。
それにあれだけ頻繁に通っていた犬通院や毎日の投薬やケアも、スポンと抜け落ちるように無くなって、物理的な時間や手間の空きっぷりに、戸惑いも覚えました。

あと、苦しみを見てきた分、犬のためにこうしないと!っていう想いとか、犬の体調に対して目の奥をキラリと光らせる程に監視をしてきた毎日でしたから、ずっと縛られてきたその心理的緊張感が、「そういやもう○ちゃん居なくなっちゃったから、そこまで考えなくていいんだった…(ポケーッ…)」と呆気に取られる毎日でした。ビンビンに張り詰めてきた糸は、完全にゆるゆるです。

最近は出産に向かってどんどん自分の妊娠中の身体のしんどさが増すにつれ、ようやくその脱力感が抜けてきて、いつも通りの仕事や家事や子供のことに追われる日々に戻って忙殺されていってしまいましたが、愛犬の写真に話しかけては(未だに)「可愛いね~♡」「めんこいね~♡」「今天国で何してるかな~♡」しか言ってない気がしています。笑

大変だったし、可哀想な姿を沢山見てきたけども。
それに匹敵する可愛い・愛すべき存在でいてくれて、本当に有難かったです。

子供達の想いと一緒で、「だいすき!」「ありがとう!」がいっぱいでした。