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現代やコロナ禍にも通ずるSF映画「ゼイ・リブ」とは?洗脳社会風刺映画?

ある人の紹介で興味を持ったので、1988年のSF映画「ゼイ・リブ(They Live)」を見てみた。

この映画は、社会風刺映画として一部の界隈でカルト的人気を誇るらしい。

ざっくり内容を紹介し、感じたことをまとめてみる。

注意:予告編映像に出ている程度の内容の若干のネタバレは含みますのでご注意ください。

1988年のSF映画「ゼイ・リブ(They Live)」とは

(↑予告編)

Wikipediaの解説によると、

SF映画、ホラー映画の形をとった風刺作品であり、またアクション映画の面もあるこの作品には、1980年代の社会に蔓延した物質主義的思考に対する批判や、特権階級の者らがメディアを悪用し人々を洗脳し社会を専制的に支配していることに対する批判や警告が織り込まれている。

とのこと。

  • 「物質主義的思考に対する批判」?
  • 特権階級の者らがメディアを悪用し人々を洗脳し社会を専制的に支配していること」?

これってふーん・なんだ現代と同じじゃないかと思ったのが私の第一の感想だった😂
(この映画が作られた80年代から状況はあんまり変わってないということ)

あらすじ

ざっくりとしたストーリー

異型の侵略者(宇宙人)が、こっそり地球上のお金持ちなどの特権階級の人間にうまく化けて社会に浸透し、支配していた。

支配といっても、人間には見えない電波を使って、自分たちを一見普通の人間のように見せている。人間には見えないドローンで監視し、TV・メディア・看板・雑誌等を通して、わからないように洗脳メッセージを送り続け(サブリミナル)、世界をコントロールしているのだ。

そこで、そんな世界に生きている冴えない底辺労働者の主人公が、ひょんなことから通称「ゼイリブサングラス」と出会ってしまう。

なんと、これはそういった真実が見えてしまうサングラスだった。

一瞬で、世の中の嘘に気づいてしまう主人公。
一見は百聞にしかず。

彼ら(=They・ゼイ)に洗脳されきっている黒人同僚も目覚めさせようと、なんとかこんとか抵抗をされながらも、真実が見えるサングラスをかけ…

彼と一緒に協力して洗脳電波を配信している電波塔を破壊に行くのだった。💨

まあ、オカルトや陰謀論・都市伝説とかを純粋にエンターテイメントとして楽しめる人には、ものすごい盛り上がる、コッテコテのテーマを扱った映画だと思う内容(笑)🎵

「この世は洗脳だらけ」という社会風刺

映画に出てくる、洗脳電波を遮断して真実が見えてしまう、「ゼイリブサングラス」

彼らの嘘が見えてしまうシーンが特徴的だった。

via GIPHY

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一見、普通の広告や看板の文句も、ゼイリブサングラスをかけると、アラ不思議。

「眠り続けろ、従え」
「買え、権威に対して疑問を抱くな」
「テレビを見よ。ぐちゃぐちゃ考えるな。」

「服従しろ」
「消費しろ」
「結婚して、産め(増やせ)」

などなど…

要は「思考停止になれ」っていうプロパガンダ(嘘・誇大広告)だらけ。

お金(紙幣)に至っては、「これはお前の神だ」というメッセージ。💸
拝金主義の洗脳がしっかりとこめられていた。

これらの風刺は、お金や物がすべてとされる物質主義に偏った現代にも通ずるところがある。

この200年ぐらいの資本主義経済は、儲けや搾取のために、メディアを通してさまざまなマーケティングを行ってきたし、戦争や政治的な問題には利権屋がメディアや政治家とよろしくやって大本営発表(※)という流れは、残念ながら今も普通にあるっちゃある。

大本営発表とは…戦時中に戦果を水増しし、状況が悪いのにさも勝ってるかのように発表してきた虚偽のプロパガンダ。現代では、世論誘導のための権力者・利権者による信用できない情報を表す言葉としても使われている。

そういったところをうまく風刺・表現している。

見どころは、黒人同僚との死闘シーン

世の中の欺瞞・社会的洗脳に気づいた人がまず陥りがちなのは、まんまと狙い通りの世論誘導に多くの人が全く気づかず乗っかてくピュアさに、憤りを感じることだろう。

そういった正義感をもとに、主人公は同僚にゼイリブサングラスをかけて、無理やり真実に目覚めさせようとするシーンがある↓

このシーンが、おそらく監督が一番伝えたかったことなんじゃないだろうか。

普通ここのシーンでは、映画で尺やテンポの問題もあるので、目覚めさせたい同僚をとっとと2~3発殴ってすぐに観念させ、さっさとサングラスをかけさせればいいようなものだ。

が!!

なんと、この映画は、ただ仲間にサングラスをかけさせようとするこのシーンに、殴り合いの死闘がダラダラと6分ぐらいも続くのであった・・・・😲😲😲👊👊👊

見ている人全員「長っ・・・・・(早く観念してサングラスかけろよ・・・)」と、ジリジリして苦痛に感じるシーンだと思う。(ある意味、強烈に印象に残るwwww)

観客(早くしろよ…)

黒人同僚のように、表に見えている世界がすべてなんだ。と信じている人は、実は真実なんて知りたくない。別にそれは悪いことでもない。

苦しくて残酷な真実よりも、心地よい嘘が知りたいという人もいるのだ。

でも、主人公はなんとか仲間を引き込もうとする。💪🕶💨

猛烈に拒絶して、やめろ!お前は頭おかしい!と抵抗する黒人同僚。
だから、主人公との殴り合いの死闘が長引く。👊

要は、現実を見ようとしない人の抵抗は強烈っていう風刺を、監督はこのシーンで表しているのだと思った。

そして、上記動画のコメント欄にも同じ感想の人がいた。👇

This is a metaphor for how hard the blind will struggle to stay under the illusion of the lie, he literally had to force him to see the truth lol

「これって、嘘の幻想を夢見てたい盲目の人間に、真実を無理くり見せつけなければいけないことがいかに大変か…っていうメタファーだよねw」

コロナ禍もうまく風刺している?

この映画はコロナ禍にも似てると評する人も多く、風刺がよく話題にあがるみたい。
(参考動画↓)

たとえばコロナパンデミックは、一応表向き、
あなたや大切な人を守るために!
…と正義を盾に聞こえは良い。

けど実際は、

  • コロナは恐ろしい。不安と恐怖に苛まれろ
  • 苦しくても暑くてもマスクしつづけろ
  • 強い副作用に苦しもうが何度もワクチンを打て
  • 人と会うな、集うな、自粛しろ(団結するな)
  • 意見の割れた者同士でいがみあえ

と、毎日毎日情報を通してネガティブ感情を刷り込まれ、大きな我慢やストレスを与えられてきた。自分が正しいんだ!と人のせいだ!という意識で変な正義感に火がついた社会との相互監視も増えたように思う。

いつも賛否両論となるコロナの病原性とかその辺は脇においたとしても、社会正義っぽいのを盾に一律で論じられ、不安や恐怖のあまりに極端に同調圧力や全体主義に偏って他人の人権を無視した、人災的なおかしな騒動にはなっている面も否めない。

そんな矛盾に勘づいた人達が、この映画でコロナ禍とのシンパシーを感じるのかもしれない。

逆に反権力主義者のプロパガンダに?「正しさ」への処方箋

この映画を見て、思う所があった人は、現実の箱庭感にも気づいている人ではあると思う。

ただ、この映画は「爬虫類型宇宙人のレプティリアンが人間にウォークインして地球を侵略している!」のようなよくあるオカルト系都市伝説に微妙に酷似した側面もある。

そのため、そうオカルトや陰謀論を持ってして過渡に「目覚めていない人を目覚めさせるためのツール」としたり「反権力」を主張したい人たちのプロパガンダにもなっていたりもするらしい。

確かに、主人公のように世の箱庭感に気づき始めると、どうしても正義感からその真実に誰かに気づいてほしくなるもの。
で、主人公は黒人同僚を暴力という攻撃手段で目覚めさせようとした。

いくら主人公が正義で間違っていなかったとしても、現実世界ではそれは過激派とみなされよろしくないだろう。

そもそも、サングラスをかけていないその世界のほうを、好む人もいる。
誰かに支配統治され、指示を待ち、従うほうが、楽で向いている人もいる。
周りと同じ趣味嗜好・行動を好み、個を犠牲に全体と調和してくほうが安心できる人もいる。
周りの目を気にして「全体」から大きく外れることが不安・恐怖の人もいる。
繰り返すけど、苦しくて残酷な真実よりも、心地よい嘘を知りたい人もいる。
それは好き好きだし自由。否定されるものでもない。

映画では侵略者が悪で、主人公が正義のように描かれてはいるけど、それが本当に正しいかもわからない。
この映画の黒人同僚だって、現実を知らないほうが家族とつつましく幸せだったかもしれなかったのだ。

過渡の真実探究や、行き過ぎた正義感の押し付けで、被害者意識や攻撃性から卒業できない人もよく見かけるけど、「正しさ」は時として周りを傷つける場合もあるということ。

「みんな」と一緒なら権力に素直に従いたいっていう「みんな病」の人はどうしても一定数(いや、大多数か)いるのは事実だし仕方ない。

本当の意味での真実や自由・本質を求める人と、心地よい嘘などの表面的なこと・理想だけ信じたい人との間は、もうわかりあえないほど世界が乖離している。


なので、自分の中で「そういうもんだ✋」とうまく昇華し、他人をどうこうしようとせず、その環境下でも自分が幸せに生きる方法を自責で考えたほうが、よっぽど建設的だし圧倒的に幸せではないだろうか?

ある意味ヨソの人のことは放っておいて、自分のことに集中しよう!😀

まとめ

資本主義経済により、物質主義に偏重して、ありとあらゆる洗脳・支配・搾取だらけとなっている現代社会を独特の設定でうまく風刺した作品の「ゼイ・リブ」

この映画は、目覚めていない人を目覚めさせるための道具なんかではなく、世のマインドコントロールに気づいてる人が、ただニヤニヤして見るエンタメ映画と割り切ると、風刺あり・ランボーありのドッタンバッタン劇でものすごく面白いよ🎵

まだ見たことない人はぜひ、ご覧あれ~~~!🎥

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6月6日6時うまれ。ちっちゃい子から大きい子までいる、こども3人の普通のお母さん(に擬態した変人)。コロナの数年前ぐらいから、この世が箱庭で予定調和であることにだんたん勘づいてきました。
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