サイトの見た目・方針をリニューアルしました

【死生観】家族に関する1年。残された者の生き方を皆考えるの巻

実母の四十九日が先日滞りなく終わった。

四十九日まではものすごく忙しいと聞いていたけど、たしかにそうだった。

特に我が家は父に代わって娘たちであれこれやったってのもあって、色々勉強になった。
というか、まだ終わってなくてやることは未だ多々あるんだけど…
コツコツやっていきまっしょい〜

死をタブーと捉えると、死を受け入れられない

生前、基本的に持病も何もなくむしろ普通の人より体力やバイタリティがあって超元気だった母。
そんな母が突然むちゃくちゃ早く進行するガンになってしまって1年も持たずに先立たれた父。
死後、多少ポカーンと抜け殻になっているかなとも思ったけど、案外そんなことはなく。

親戚の中にも様々な高齢化と持病悪化によってもうすぐ寿命きちゃうのかなーみたいな人がポツリポツリと増えてきたのもあって、

周りのみな(父の同年代)も老いてきて、あちこち体を壊して自由がきかなくなって、あっち痛いこっち痛い、苦しい・・・と大変な想いをして辛い通院やら生活やらで苦しんでいる中、お母さんはある意味いい時期にパッと亡くなったかもしれない。スポーツ選手でいう、絶好調の時に引退する感じ。

と父なりに納得がいっている模様。

前にも書いたけど、誰でも平等に遅かれ早かれ死は訪れるけど、その死をタブーと捉え、死んではいけない!死ぬことは良くないこと!と思うと、この世のあらゆる摂理や、大事な人の喪失に、納得ができなくなるのかもしれない。

人生我慢してきた分だけ、未来(老後)の「生」に執着する

とある人が言っていたけど…

今の70代以上とか団塊世代って特に、若い人たちに色々受け渡さず「生きる」ことにやたら執着するのって、若いうちに我慢してきた世代だからなんではないか?という話をしていた。

高度経済成長期以降、仕事仕事で20代30代40代…と若い頃に、その時期にしか味わえなかった子育てに参加したり家族と濃密に暮らすことをせず、やりたくもないことをずっとやって長時間労働してきて、常に「今」をずーーーっと我慢して我慢して我慢して、「未来(老後)」にこそ自由があるんだと淡い期待を抱いて先延ばしにし、ようやっと定年して自由な時間が訪れる!って解放された70代以降に、思うようにいかずチーンってなってると。

たくさん我慢してきた分、老後の今からようやく自分の人生なんだ!って思ってたのに、その頃には体が思うように言うこと聞かなかったり、コロナ〜の騒ぎとかもあって若い人のせいで自分らは被害者だって呪ったり、年代的にも老いて死に至るような病気になる人も続出、普通はそれが年齢的にも当たり前なのに死は怖いと怯え、まだ死ぬわけにはいかない、人生はこれからなんだ!!って老人になってからようやく思うという。

たしかにな〜って思った。
若い頃いっぱい我慢した分、これからって時に死にたくないよね。

私の世代(40代〜50代)もほぼ一緒で、ある意味そこに足突っ込んでるし、その怨念の価値観を知らずに引き継いでる。
「子供の教育資金を貯め、老後資金を貯め、未来のために今を我慢して生きる」のレールを1mmも疑ってない人が殆ど。
(そしてさらに、私と同年代の氷河期・ロスジェネ世代は若いうちの我慢も全然実を結んでない最悪の世代w)

社会がそうだから仕方ないとしても、将来のために目先の義務に耐え抜いて今を我慢しつづけ、生活のために苦しんで生きるみたいなのって、ホント馬鹿らしいっていうか思いっきり本末転倒だよな~┐(´д`)┌

そんなわけで、残された期間・残された世代が、これからどう生きていくのが幸福度が高くベストなのか〜ってことを最近日々よく考えている。

道端で倒れていたご老人のお話(マドモアゼル愛さん)

↑ちょうど先日たまたまこんなお話をみていて。。。

道端で倒れていたご老人(93歳)をマドモアゼル愛先生(72歳占星術の第一人者の先生らしい)が助けたというハプニングがあったようなのだけど…

先生がタンカで運ばれる時に「お大事に」と見送ったら、予想もしない言葉をそのご老人からかえされたということ。

自分の身のことよりも、自分より若い人を案じるご老人の言葉だったため、ジーンと来て私も涙ぐんでしまった。😢

本当に胸に突き刺さる素敵な話だったので、どんな言葉がかけられたか興味ある人は動画を見てみてね。

90代って戦争中からバブルからコロナまで、激動の時代をずっとまたいできてちょっとやそっとの我慢どころではない我慢を沢山してきた人物であろう人が発する、たったそれだけのエゴのない短い言葉に、その人の人生や価値観が体現されるってすご……………………
こんな素敵な老人になりたいーーー

家族のことで精一杯だった1年

ちなみに、話は戻って…
年々進行する目の病気を患っている父。

目がほぼ見えないと出来ないことが多すぎるため、支援なしには一人で生活が困難だけど、わずかでも見えるうちは周りに支援してもらって自由気ままな一人暮らしを希望してた。

けど、母が亡くなってからは、自分の今後の身の振り方について考えが変わった様子。
「自分は施設へ」と急に言い出し、勝手にヘルパーさん使って見学行ってきたりしてて、いきなり施設入所の方向にアクセル踏みだして大騒ぎしだした。👀💦

当然、「まだ母のこともぜんぶ落ち着いてないのにー?
しかもそれ娘たちで片してて忙しいんすがー?」
みたいなブーイングが娘の間で巻き起こっているけどw
もう完全にその気でいるから、これからは父の施設探しや申し込み、そして移るための父の物の処分とかに駆り出され、またバタバタ忙しいのが来年も続きそうな感じ。
高齢になってきてどんどん頑固さが先鋭化してしまっているから、全然娘たちの話に耳を貸さないよぉ〜〜〜ん😂😂😂
「もうちょっと待て」とかが一切通じない…トホホ。。。(笑)

そんな感じで、残されたタスクを1つずつ着実に片付けつつ。
あとは残された者たち(父や実家老犬)のお世話とかもしつつ。振り回されつつ。

そして我が子達のことも…
書ききれないからここでは端折るけど、それぞれの各子供で相当な驚きのハプニングが毎日毎日押し寄せてくる毎日だから、どっひゃー??ってしているうちに何だか訳もわからず猛スピードで時間が過ぎてってる。

気づいたらもう今年後半なの???ってレベル。
今年はそんな年だった。(もう締めくくり)
家族のことで精一杯だったな。

だからなんだか“自分”を生きることがかなり薄まっていた今年
まあ仕方がないことだけど、“自分”のやりたいことが思うようにほとんどできんかったわ〜ギギギギw
そろそろ徐々に“自分”を取り戻すぞー?✊

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT US
hnw
6月6日6時うまれ。ちっちゃい子から大きい子までいる、こども3人の普通のお母さん(に擬態した変人)。コロナの数年前ぐらいから、この世が箱庭で予定調和であることにだんたん勘づいてきました。
仕事はエンジニア寄りのWebデザイナーです。
プロフィール詳細
💬 hnwのつぶやき(アメブロ)